4.27の光
4月15日告示、27日投開票の山口2区補欠選挙は、盛り上がりを欠いたものになりそうだ。この結果が政権運営に影響を与える、とか報じられているが、参議院選で惨敗しても居直った前例があるため、仮に自民党が負けても、気にしないだろう。とはいっても現在の情勢だと、自民党が勝ちそうだ。井原勝彦前岩国市長が負けたショックが未だ尾を引いている。自民党サイドは、岩国と同じようにやるだけ、と地域活性化を前面に打ち出して選挙戦を進めている。一方の民主党の平岡候補も同じように地域活性化をテーマにして選挙に臨んでいる。ガソリン税の暫定税率問題(2人とも無視)や道路財源一般財源化(2人とも賛成)ですら争点にならないのだから、盛り上がらないとなれば、組織票に勝る自民党と公明党が勝利する構図だ。しかも福田政権は、国土交通省や防衛省を使って露骨に地元を締め上げ始めている。国土交通省は、山口県の選挙区に対して予算の凍結などの措置をちらつかせ(同じことを小沢一郎氏の選挙区でも実施)、防衛省は、岩国基地の艦載機移転問題と合わせて、空港の軍民共用問題を進める肚で、予算の執行も補選勝利の前提となる。山本候補がわざわざ選挙区入りする前に、古巣の国土交通省に立ち寄り、この問題について国土交通省と話しをつけてきたことからもそれを伺わせる。
さらに、山本候補を推薦した張本人、安倍晋三氏は、選挙期間中ドイツへ害遊するするなど身を隠す方針で、これも争点にならない。福田首相も応援には来ない。平岡陣営も、横峯議員と姫井議員の応援(おそらく郡和子議員のも)は、お断りらしい。
平岡陣営のやる気を欠いているのも、盛り上がらない一因で、民主党が負けてもいいように保険をかけているようにみえる。山口県は、労組がほぼ自民党支持のため、浮動票をより多くかき集めなければならないのだが、選挙をショーアップする戦術を民主党はとっていない。自民党の支持層から一部票を奪い、残りを浮動票でという消極的なやり方では勝てないだろう。あちらは死にものぐるいでやっているのだから。そしてもう一つ平岡陣営にとって頭の痛い問題は、4月22日に広島高裁で判決が出る光市親子殺害事件の公判だ。かつてテレビ番組で少年法に絡み、少年犯罪被害者の母親に向かって、「彼等にも犯罪を犯す事情があったんですよ」発言した問題が蒸し返されことは確実だ。
古賀選対局長が「補選で(ガソリン税に対する)民意を問う」という発言したことは、勝つ自信があってのことであり、山口2区の選挙の結果がそのまま「民意」になってしまうのは、納得がいかない。平岡候補が勝てば良いが、勝てそうもないので再議決の際に、野党に民意を示してもらうしかないのだろう。
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